透明飛散防止フィルム
材料・工賃 地域・数量限定
〜¥5500/u税込(廉価版)
機能 飛散防止・UVカット
表面ハードコートあり
廉価版ですがプロが選んだ安心品質。1〜10uの小規模工事で、このお値段。¥5400から…ではありません、〜¥5400/uです。
※横須賀及び周辺地域限定価格、他地域は交通費と出張費(目安として25q以上の移動距離がある場合)を別途頂きます。
※他の費用…足場・貼換・等の付帯作業・設備、駐車実費等が必要な場合のみ
※特殊な場合別途見積り致します。(例・10p角100枚で1u、異形ガラスに施工 等)。
透明断熱フィルム
写真右 貼ってあるかわからない程の透明度。
目隠しフィルム(一例・曇りガラス調)
写真左 明るさは損なわず、プライバシー保護。
日照調整フィルム(一例・シルバー)
強烈な西日を豪快に抑えたいときにはぴったり。
写真のシルバーの他にアンバー(少し金色)・スモーク・スモ
ークシルバー等。
装飾フィルム(一例・和紙の柄)
様々な柄が印刷されていたり、練りこまれたフィルムです。
店舗などの装飾や目隠しに使われることが多いです。
またデザインを透明フィルムに印刷してオリジナルの柄を造る
事も出来ます。
写真は「和紙」の柄、よく使われるフィルムです。
施工事例はこちら
3Mメーカーサイトはこちら
防犯フィルム
防犯フィルムとは350ミクロン以上の厚みがあるものです。
通常、5ミリ以上のガラスに貼らないと強度が出ません。
また、薄いガラス・曲げ加工済のガラスには施工が困難です。
凸凹のガラス(型板ガラス)には専用のフィルムで対応出来ま
す。(写真・凸凹専用フィルム施工済)
※型板ガラスの強度不足のため「CPマーク」は取得不可
◆ガラスフィルムはここが良い!
ガラスフィルムは基本、水と中性液剤を使い貼り付けるだけなので…
- 大掛かりな段取りは必要ありません。
- 作業中に大きな音はしません。
- 石油系溶剤などは使いません。(貼り換え作業など一部の作業では使うことがあります。)
- 地震対策も、防犯も、省エネも、貼るだけで効果が得られます。
- 色に飽きたり、傷がついても貼り換えれば元通り。
- 剥がせば元通り、他の内装工事ではなかなかそうはいきません。
弊社では液剤にも注目し、それぞれのフィルムに合う物を
選んでおります。
特に専用液剤は相性の良し悪しがありますので慎重に選定
いたします。
電話でもメールでもFAXでも大丈夫、お見積りでなくても大丈夫。お気軽にどうぞ。
ガラスフィルムの機能と選定の目安
◆ガラスフィルムで様々な効果が期待できます。
効果 |
使用目的 |
色(一例) |
飛散防止 |
地震・台風・竜巻、また侵入抑止に。 |
透明 |
UVカット |
内装の保護、またお子様・女性のお肌にも。 |
透明 |
日照調整 |
東・ 南・西日の軽減、省エネ。 |
シルバー・透明 |
目隠し |
プライバシー保護 |
曇りガラス調・スモーク |
防虫 ※1 |
夜間、虫が寄りにくい。 |
透明 |
防犯 |
侵入抑止、「飛散防止」より丈夫 |
透明 |
※1 虫に見える光(紫外線と可視光線の一部)を通さない。夜間、室内灯をつけて、窓から外へ漏れる光が虫に見えず、寄って来にくい…と言う仕組み。殺虫成分などは入っていません。
◆どう選ぶ?
上記の効果をいくつか選び、その目的に合うフィルムを選定すれば良いと思います。ご希望をお聞かせ頂ければ、ご提案させていただきます。
ほとんどのフィルムは、「飛散防止」と「UVカット」は標準装備です。これらにプラス「日差しを減らしたい」とか「目隠し」したいという具合に考えてください。
例えば…
- 西日が強く、熱いし床やカーテンもすぐ痛む。 →シルバー(飛散防止・UVカット・日照調整)
- 高台で景色は良いが…強風時は怖い。 →透明飛散防止(飛散防止・UVカット)
- 店舗で夜間の営業中、梅雨明けなどは虫が多い。 →透明防虫(飛散防止・UVカット・防虫)
尚、フィルム選定に関して注意しなければならないガラスがあります。
- ワイヤー入りガラス (熱割れに注意) ※左上の熱割れ現象のリンク参照
- 複層ガラス (熱割れに注意) ※左上の熱割れ現象のリンク参照
- すりガラス (貼り付け方向を考慮)
- 型板ガラス (貼り付け方向及び方法の選択)
このような場合はご相談ください。
お見積り
一般の住宅の場合、ガラスサイズ(幅と高さの区別がつくように)と枚数、とご希望のフィルムの種類もしくはご希望の効果が分かれば、概算見積もりは可能です。
高い所や足場の悪い場所(吹き抜けや階段にある窓等)にある窓の場合は、合わせて教えていただけると助かります。
もちろん、
お見積りは無料です。
メールでのお見積りは簡易的な物とさせて頂きます、正式な文書での回答をご希望の方はFAXか郵送をいたしますので、FAX番号や住所、宛先の正式名称をご記入ください。
日射による温室効果 〜赤外線と可視光線〜
後で日照調整フィルムと透明断熱フィルムについてご紹介しますが、その前に熱エネルギーについてご説明いたします。
みなさん、なんで日陰が涼しいのか考えたことありますか?広~い面積の日蔭ならともかく、すぐ隣が日なたでも、やっぱり日陰が涼しい…例えば日傘なんて、あんなに小さいのに、しかも歩いて移動するので直前まで日なただった所を歩いても…気温は同じはずなのに…やっぱり日傘の下が涼しい。
「そりゃ太陽照ってる所に日傘だもの、当たり前だろ。」とおっしゃるでしょう、間違ってません。が、もう少し掘り下げて、太陽が出てると何がどう影響して暑くなるのか分かれば、必要なフィルムの選定にも役立つと思います。
※この段落に書かれている事はすべてが正確なデータや研究により導き出された結果を載せている訳ではありません。20年近くフィルム業界に携わり少しづつ聞いたり、見たり、体感したりして、「こう言う事だったのか」と納得できたノウハウや知識を書いています。筆者の主観も混ざると思いますので、あくまで参考程度にお使い下さい。間違っているところなどございましたら、教えて頂けると助かります。
◆太陽光
地上に降り注いでいる太陽光は主に、赤外線(IR)・可視光線・紫外線(UV)です。これらは別の物ではなく、周波数が違うだけの同じ電磁波です。
太陽光に含まれる熱エネルギーの比率は
※日本ウインドウ・フィルム工業会発行 「ガラス用フィルム工事の施工マニュアル」より
※フィルムJIS規格における周波数の範囲内
電磁波の種類はまだあります。同じ部分を違う呼び方で呼んだり、細かく分けて呼んだりすることもあります。
レントゲンで使うX線、電子レンジのマイクロ波、携帯やラジオ・TVの電波も電磁波の一種、周波数の違いです。
ですが、ここではガラスフィルムの断熱・遮熱効果についての考察ですから、実際に多く降り注いでいて、熱に影響する「
近赤外線」「
可視光線」「
紫外線」、と温まった物から放射される放射熱である「
遠赤外線」ついて知ればよいと思います。
◆温室効果 〜赤外線と可視光線 室内へ侵入の影響の一例〜
日が当たる部屋、夏などは暑いですね〜。熱がこもるからどんどん室温上昇…って事は何となくわかります、が、何故そうなるのでしょう。
まず「近赤外線」と「遠赤外線」の特徴について説明します。
●近赤外線
- ガラスを通過(透過)する。
- 物体に当たると発熱。
- 空気はあまり温めない。
●遠赤外線
- ガラスを通りにくく、反射されやすい。
- 近赤外線や可視光線が温めた物体が出す「放射熱」は遠赤外線。
- 近赤外線同様、物体に当たると発熱し、放射。
- 空気はあまり温めない。
これらを踏まえて、図解温室効果イメージ。
解説します。室内(右半分)へ熱エネルギーが侵入する順番に並べると。
- 日射や外部の放射熱がガラスを通過するとき「遠赤外線」は反射され通過しにくい。
- 可視光線・近赤外線・紫外線は室内へ。
- 可視光線・近赤外線が室内のいろいろな物を温める。(紫外線のエネルギーは微量)
- 温まった物は熱を放射。
- その熱は遠赤外線によって伝達。
- 「遠赤外線」はガラスを通りにくいので室内に反射される。
- 放射熱(遠赤外線)の逃げ場がない。
- 熱が室内にたまる。
ほとんどの
ガラスフィルムは紫外線はほぼ通しません、ので無としましょう。
室内に入ってくる「
近赤外線」と「
可視光線」をコントロールすれば遮熱効果が得られます。
◆可視光線の侵入はどう防ぐ? 〜遮熱・遮光フィルム〜
可視光線は簡単です。「目に見える光」ですから、
減らす=暗くする です。日なたより日陰が涼しいのと同じ理屈です。
可視光線の透過率の低い(色が濃い)フィルムを貼れば減らせます。
某メーカー(複数社)の「分校透過率」を見ると
濃いめの色のフィルムは、可視光線とさらに長い波長の近赤外線も軽減しています。
どうやら影を作ると可視光と赤外線の両方を減らせるようです、全部かどうかは未確認ですがシルバー系などはそう思って間違いないようです、グラフを見る限り赤外線領域だけが急に透過率が上がるのは不自然に見えます(分光透過率を見る機会が有る時は、必ずチェックしていますが、全種類の資料が発表されている訳ではないのではっきりしません)。
この点はもうちょっと詳しく調べてみます。
と言う事は…
冒頭で申し上げた「日傘」の件は、日傘をさしているから涼しいのではなく…、
日傘で遮光した部分は「気温」や地面など下部からの「照り返し」と「放射熱」については日なたと同様であるが、上部からの「赤外線」「可視光線」「紫外線」を軽減させているため、その分の熱エネルギーを受けずに済み、涼しく感じる。と言うことになります。
でも、暗くしたくない・景色を楽しみたい部分もありますよね、窓ガラスですから。
そういう時は、この下参照。
◆近赤外線の侵入はどう防ぐ? 〜透明断熱フィルム〜
可視光線をあまり抑えず、赤外線領域を選択的に抑えるようにできているフィルムがあります。通称「透明断熱フィルム」と呼ばれるカテゴリーです。
透明なまま熱を抑えるためには、可視光線を出来るだけ多く通し、いかに
「近赤外線」領域だけをガッチリ下げるかが性能の差となります。
透明なのに涼しいとは不思議ですが、
赤外線と紫外線をカットすれば理論上、49%のエネルギーを軽減できます。実際にはそこまで到達しているフィルムはまだ無いようですが。
景色も大事、省エネも大事、防災も、となれば一般の住宅にはこう言うフィルムが良いかと。
- 色の濃さは薄め、透明に感じる程度。
- 赤外線領域を器用に、ガッチリとカット
- 赤外線カットですが携帯やテレビの電波は通す。
- もちろん紫外線カット
- ガラス飛散防止
となるとこのカテゴリーでは「3M Nanoシリーズ」が一番ですね、圧倒的です今のところ。値段も圧倒的なので、そこがたまにキズ。
ですが「分光透過率」のグラフを見ると上記した「
性能の差」がびっくりするほどわかります。
そうとは限りません。濃い色のフィルムは比較的安価で遮熱効果があります。
透明断熱でも、最も高価な部類に入るフィルムの中に赤外線のカットが弱いものがあります(理由があっての仕様なので、決して悪い製品ではありません)。
「赤外線カット」や「透明断熱」などのキーワードを並べて、お客様にプレゼン・営業するのは専門外の業者さんでも出来てしまいます、ですが、「何が、何を防いで、どう言う結果になるのか」を理解していないと適切でない商品をすすめてしまいかねません。
使い方、使う場所を間違えたら大変、損をしてしまうかも知れません。
商品知識のある専門業者に是非ご相談を。
フィルムによって光をコントロールして、遮熱・断熱する事とはチョッと違う部分なので最後になってしまいましたが…
熱は太陽光以外からも伝わってきます、外気温が熱還流によって室内へ伝わってしまいます。これに対する対策は、壁・床・屋根については断熱材(ふつうのお宅は入っています。)窓については、複層ガラス・二重サッシ・カーテンにて対策するのが良いかと思います。
筆者のおすすめはガラスに関しては複層ガラス、出来れば断熱性の高いサッシも。取り付け・交換の際は、サッシの自重が変わるでしょうからご注意、サッシ屋さん・大工さんに確認してください。
フィルムでも、少しですが熱還流率を下げることができます、筆者は「還流率の低下」自体を「体感」出来たことはありません。が、結露が無くなったりする事もありますので、熱還流率が下がった証拠かと思われます。
これは私の考えですが…、
「
熱還流率」は内・外の
気温差が1℃の時、
1u当たり1時間にどれくらい
熱が通過するかと言う数字です。
これを1割下げたら…確かに熱は逃げにくいでしょう、しかし実際には?こうなるのかしら。
例えば、冬の寒い時期に1時間に2℃ガラスから逃げる熱により下がる部屋があるとして、フィルムを貼って還流率を1割下げると、約1時間6分(単純計算)で2℃下がる。ん〜6分。現実にはさらに空気の対流や湿度も関係するでしょうから、還流率には期待しすぎないほうが賢明かもしれません。
還流率が半分というのなら効果大ですね。日が落ちて冷え込んでLDで暖房つけて、家族で食事してTV見てお喋りして…が18時から22時前後の3~5時間だとしたら「還流率半分」は大きい、空調効率は大変良くなるでしょう。
効果を実感出来るとすれば次のようなケースが多いかと。
- 日が落ちて気温が下がるのに伴い室温も低下。が、フィルムが貼ってあるため下がるには時間がかかり、下がりきる前に帰宅することができたようで、貼る前より暖かく感じる。
- 中・大規模商業施設で閉店と同時に空調オフ、翌朝の営業前に空調を入れるが、フィルムを貼ってからは前日の余熱が残るため電気代が安く済む、又は速い時間で温度調整ができた。
どちらも時間勝負ですね。要するにエネルギーが逃げてしまう前に次の行動が出来れば効果が期待できるが、時間がかかると
※ほぼ意味なしとなる。フィルムで稼げるその時間で「次の行動」に間に合うようになれば効果ありと言う事です。空調稼働中にも多少有利に作用するのは間違いないですが、数ある熱エネルギーの逃げる要因の内の一つでしかないガラスの熱還流率が1割下がったところで、体感したり数字(金額の事です。カロリーならば簡易的には計算できるはずですが。)で見えたりするのは一般家庭では難しいと思います。
※一般住宅・小規模空間で、空調は1日数時間の場合。大規模施設が長時間営業している場合などは「ちりも積もれば…」で効果が見えると思われます。
いずれにしてもフィルムのほとんどは「還流を下げる技がある」のではなくてポリエステルであるフィルムの熱伝導率がガラスより低いので、結果その分下がってる、という事です。効果を狙うならば数字だけでなく生活リズムも考えねば。
中には「熱還流率」の低い
技ありのフィルムもあります、どういう技かはなかなか教えてもらえません。多分、熱伝導率の低い素材を1層重ねてあるという事だと思うのですが…今のところ資料が見つかりません。ちゃんとお客様に説明したいので色々調べておりまして、すべて書いてありそうな書籍
「透明断熱・遮熱ウインドウフィルム・素材の最新技術開発動向・機能性向上と将来展望(発刊元晦ndTech)」を見付けてはあります、が、この本¥65100…ちょっとすぐには手が出ないのでもう少し時間をくださいませ。どこかで立ち読み出来ないでしょうか(笑)。
日射に対する対策と
熱還流に対する対策の
両方をすると、完璧な省エネ対策になりますね。